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親密な関係になれない人の理由 その①

距離を取ることで、自分を守ってきた

「最初はいい感じだったのに、相手との距離が近づくと急に苦しくなる。」

そんな経験はありませんか?

付き合い始めは楽しい。

でも、お互いを知る時間が増えてくると、

「少し一人になりたい。」
「なんとなく会うのがしんどい。」
「この人とは合わないのかもしれない。」

そんな気持ちが湧いてくることがあります。

その原因は、相手にあるとは限りません。

もしかすると、あなたはこれまで「人との距離を取ることで自分を守る」という生き方を身につけてきたのかもしれません。

子どもの頃から、

「怒られないようにしよう。」

「相手に合わせたほうが安心。」

「余計なことは言わないほうがいい。」

そんな環境の中で過ごしていると、人との距離が近づくだけで心が緊張するようになります。

親しくなればなるほど、

「責められるかもしれない。」

「否定されるかもしれない。」

そんな感覚が出てきて、無意識に少し距離を置こうとします。

でも、本当に起きていることは、それだけではありません。

相手を知れば知るほど、

「その言い方は好きじゃないな。」

「そこは理解できない。」

「本当は嫌だった。」

そんな気持ちも、あなたの中に生まれています。

ところが、その感情を感じた瞬間に、

「こんなことを思ってはいけない。」

「私が我慢すればいい。」

「相手を受け入れなければ。」

そうやって、自分の気持ちを押し込めてしまいます。

すると、その感情はなくなるわけではありません。

ただ心の奥にしまい込まれ、「なんとなく苦しい」「距離を置きたい」という形で現れてきます。

だから、親密な関係になれない理由は、相手ではなく、自分の感情を感じないようにしてきたことにある場合があります。

まずは、自分の感情を大切にしてあげてください。

怒りを感じること。

悲しみを感じること。

悔しさを感じること。

憤りを感じること。

嫉妬すること。

妬ましく思うこと。

どんな感情が湧いてきても、それを否定しないでください。

感情に良いも悪いもありません。

あなたがそう感じたという事実があるだけです。

「私は怒っていたんだ。」

「悲しかったんだ。」

「本当は悔しかったんだ。」

まずは、それを認めてあげてください。

もし、これまでずっと我慢してきたのなら、自分に声をかけてあげてください。

「今まで、本当によく我慢してきたね。」

きっと、我慢したくて我慢してきたわけではないでしょう。

そうしなければ、自分の安心が保てなかった。

そうしなければ、人との関係が壊れてしまうと思っていた。

だから、その頃のあなたには必要な生き方だったのです。

その自分を責める必要はありません。

あなたは、その時の自分なりに精一杯、自分を守ってきました。

でも、もう気づく準備ができているのかもしれません。

自分を守るために身につけた方法が、今は大切な人との距離まで遠ざけてしまっていることに。

だからといって、すぐに変わる必要はありません。

まずは、自分の心に湧いてきた感情を認めることから始めてください。

「私はそう感じていたんだね。」

それだけで十分です。

人との距離は、自分との距離を映し出します。

自分の気持ちを遠ざけてきた人は、人との距離も遠くなりやすいものです。

だから、誰かとの関係を変えようとする前に、まずは自分の心に近づいてみてください。

「私は本当は何を感じていたんだろう。」

その問いから、本当の意味で親密な関係は始まっていきます。

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