「今、怒らせてしまったかな。」
「変なことを言ってしまったかもしれない。」
そんなふうに思ったことはありませんか。
相手は普通に話しているだけなのに、自分の中では急に緊張してしまい、
それまで話せていたのに、急に言葉が出なくなる。
そんな経験がある人もいると思います。
そのような反応が続くと、人と関わること自体が少し疲れるようになります。
だから、自分から誘うことが減ったり、本音を話さなくなったりします。
でも、本当に相手は怒っていたのでしょうか。
本当に否定されていたのでしょうか。
もちろん、そういう場面もあるでしょう。
でも、実際には何も起きていないのに、「怒られるかもしれない」「否定されるかもしれない」と心が先に反応してしまうことがあります。
その反応は、長い時間をかけて身についたものかもしれません。
子どもの頃から、周りの顔色を見ながら過ごしてきた人は、
「怒られないようにしよう。」
「迷惑をかけないようにしよう。」
そんなことを自然に考えて、自分を守ってきたかもしれません。
でも、大人になった今も同じように反応してしまうと、自分の気持ちよりも、「相手はどう思うだろう」が先になってしまいます。
本当は聞いてみたいことがあったり、違う意見を持っていたり、断りたいのに、自分の中で飲み込んでしまいます。
すると、相手との距離は縮まるどころか、少しずつ離れていきます。
親密な関係とは、
自分を我慢し続けることではありません。
違う考えを持っていても話し合えること。
「私はそう感じたよ。」
そんな一言を安心して伝えられることです。
もし、「怒られるかもしれない」「否定されるかもしれない」という思いが湧いてきたら、まず、
「私は今、そう感じているんだ。」
と、自分の心に気づいてあげてください。
そして、問いかけてみてください。
「今、本当に怒られているのだろうか。」
「私は何を怖いと感じているのだろう。」
その問いを持つだけで、これまでとは違う景色が見えてくることがあります。
一度立ち止まって考えてみてもいいと思います。
「私は本当はどうしたいんだろう。」
その問いを、自分に向けてみてください。
ほんの小さなことからで構いません。
今まで言わなかったことを、一言だけ伝えてみる。
迷ってやめていたことを、一歩だけやってみる。
そんな小さな積み重ねが、自分との関係を少しずつ変えていきます。
人との関係も、その先でゆっくり変わっていくのだと思います。