婚活をしていると、
「この人、すごく話が合う!」
「一緒にいて楽しい!」
そんな出会いがあることがあります。
初めて会ったのに昔から知っているような感覚になったり、価値観が似ているように感じたりすると、つい未来のことまで想像してしまいます。
「この人と結婚したら幸せになれそう」
「やっと理想の相手に出会えたかもしれない」
そんな期待が膨らむこともあるでしょう。
ところが、何度か会ううちに違和感が出てきます。
最初は気にならなかった部分が見えてきたり、自分が思い描いていた理想との違いが気になり始めたりします。
そして、
「なんだか思っていた人と違う」
「この人じゃないのかもしれない」
と感じるようになります。
これはなぜ起こるのでしょうか。
実は、私たちは相手を見ているようで、自分の理想や願望を相手に重ねて見ていることがあります。
出会ったばかりの頃は、まだ相手のことを十分に知らない状態です。
知らない部分が多いからこそ、その空白を自分の理想で埋めてしまいます。
優しそうだからきっと思いやりがある人。
話が合うから価値観も同じはず。
結婚観もきっと近いだろう。
そんなふうに無意識のうちに想像を膨らませていきます。
ところが、関係が深まるにつれて現実の相手が見えてきます。
すると、自分が作り上げた理想像と現実の相手との間にギャップが生まれます。
そのギャップが大きいほど苦しくなり、
「期待していたのに・・・」
というモヤモヤにつながるのです。
婚活で大切なのは、相手が理想通りかどうかを確認することではありません。
目の前の相手を、その人自身として知ろうとすることです。
そしてもう一つ大切なのは、
「私は結婚に何を求めているのだろう?」
と自分自身に問いかけることです。
相手への期待が大きくなるとき、その期待の中には自分が満たしたい願いが隠れています。
安心したい。
大切にされたい。
理解されたい。
幸せになりたい。
その願いに気づくことができると、相手を理想像に当てはめる必要がなくなります。
婚活は、相手探しであると同時に、自分を知る旅でもあります。
相手に期待しすぎてしまうときは、相手を見ているようで、自分の理想を見ているのかもしれません。
まずは目の前の相手を知ること。
そして、自分自身の本当の願いを知ること。
そこから、無理のない自然なご縁が育っていくのだと思います。